緊張型頭痛の原因と予防法
頭全体がズーンと重く、ギューっと鉢巻きで締め付けられたような緊張型頭痛。今回は、肩こりや倦怠感とともに起こるこのつらい緊張型頭痛について、原因を探っていきましょう!
緊張型頭痛の原因には何がある?
- 長時間の不自然な姿勢
- 枕が合っていない
- 歯ぎしり、食いしばりなど
- 身体的ストレス
- 精神的なストレス
長時間の不自然な姿勢
また、立ち仕事などにおいても、足の筋力の左右差などから立ち方が不安定になり、それをカバーするように上半身が緊張して頭痛を引き起こすケースもあります。
枕が合っていない
合わない高さの枕を使っていると、肩や首に負担がかかり寝違いの原因にもなります。肩こりの症状が強い方は特に高すぎる枕の使用で症状が悪化する場合があります。また、寝返りがコロコロとうまくできなと身体はストレスを感じ、寝ている間もずっと緊張している状態となります。
歯ぎしり、食いしばりなど
朝起きると顎が痛かったりだるかったり、首筋が常に張っていたりしませんか?口を開けるとカクカクと音がするようなこともあるかもしれません。
寝ている間、無意識な状態での歯ぎしりは、意識のある状態でギリギリしたりギューっと噛み合わせたりするのに比べると数十倍の力が顎にかかっています。顎の周りの筋肉を緊張させ頭痛の原因となります。
また、意識下においても上下の歯が接触するだけで肩は緊張してしまいます。常に歯を食いしばる癖のある方は顎まわりだけでなく、肩や首の緊張も強く、頭痛を引き起こす原因となっています。
身体的なストレス、精神的なストレス
また、それに加えて、仕事のプレッシャーや緊張、心配事などの精神的ストレスも、筋肉や神経の緊張につながり頭痛を引き起こしてしまいます。
緊張型頭痛を解決する5つの方法
- 長時間同じ姿勢をとらない
- ストレッチをする
- 枕の高さを調節する
- 温めてコリをほぐす
- ストレスを溜めないようにする
長時間同じ姿勢をとらない
仕事や車の運転など、集中しているといつの間にか数時間も同じ姿勢のままだったということありませんか?体を動かそうとしてもバキバキでなかなか動かいこともあるのではないでしょうか。同じ姿勢を続けていると、筋肉が収縮して固まってコリとなります。肩や首回りの筋肉のこわばりは頭痛の直接的な原因となってしまいます。
長時間の同じ姿勢は避け、少なくとも1時間に1度は休憩を挟むようにすると良いです。
ストレッチをする
肩や首周りの筋肉のこわばりは頭痛を引き起こす要因です。ガチガチになってしまう前に体を動かしてコリの元になる原因を取り除きましょう。
例えば、肩をギューっと上げて5秒キープ、そのあと一気に力を抜きます。力を入れる時は「ギュー」抜く時は「ダァー」など声を出しながら行うとより効果的です。他にも肩を回したり、首を動かしたりしてみましょう。
枕の高さを調節する
枕の高さはどのくらいですか?朝、首コリ肩コリ、頭重感などに悩まされているならは、枕の高さを調節してみることをお勧めします。コロコロと寝返りがスムーズに行えて、首や肩に負担がかからない高さが理想です。首の骨のバランスや頭の形によって、ピッタリの高さは人それぞれですので、バスタオルなどで調節しながら、一番しっくりくる高さを調べてみてください。
温めてコリをほぐす
片頭痛とは反対に、緊張型頭痛では冷やさず温めることが正解です。軽い運動をしたり、お風呂に入ったり、ホットタオルを首元に当ててみたり、血行をよくすることで痛みが緩和する傾向にあります。
ストレスを溜めないようにする
ストレスは緊張型頭痛の原因の一つと言われています。長時間の同じ姿勢、急激な寒暖差など身体的ストレスに加え、精神的なストレスも頭痛の原因となります。
身体的ストレスはコントロールできますが、精神的なストレスはなかなか避けようがない場合も多いです。緊張で心拍数が上がってきた時に深呼吸をする。このようなことでストレスを緩和することができます。普通のことのように思われるかもしれませんが、実際に継続してやってみると想像以上の効果を表しますので、ぜひお試しください。