偏頭痛の原因と予防法
ズキズキバクバク頭に心臓がついたかのような片頭痛。今回は、日常生活が不可能になって寝込んでしまうほどの、つら〜い片頭痛の原因を探っていきましょう!
片頭痛の原因には何がある?
- 血管の急激な拡張
- ストレスからの解放
- 女性ホルモンの変動
- 光や音、匂いなどの強い刺激
- 空腹、疲労、寝すぎ、寝不足、特定の食べ物
血管の急激な拡張

片頭痛の原因をたくさん並べましたが、結局は血管が拡張して神経を触ってしまうこと、これがズキズキの直接的原因となります。
何らかの理由で脳の血管が急激に拡張すると、血管の周りの三叉神経を刺激します。その神経の刺激で発生する炎症物質がさらに血管を拡張させることで、片頭痛のズキズキは発症してしまいます。
ストレスからの解放

心身のストレスから解放されホッする瞬間、副交感神経の影響で急激に血管が拡張することがあります。そのため、仕事などのストレスから解放された週末に決まって片頭痛を発症し、せっかくの休日を頭痛で台無しにしてしまう方も多いです。
女性ホルモンの変動

女性は月経周期によりエストロゲンとプロゲステロンの分泌量が大きく変動します。このエストロゲンが急激に減少する排卵後や月経前に片頭痛を発症することが多いです。なぜなら、エストロゲンが低下すると脳内の神経伝達物質であるセロトニンの機能も低下して脳の血管が拡張します。その結果、三叉神経を刺激してズキズキとした頭痛を引き起こしてしまいます。
その他

そのほか、気温の上昇や気圧の低下、人混み、光、騒音、香水などの匂いによって片頭痛が誘発される場合があります。
また、緊張型頭痛の原因の典型的な要素である肩こり首こりですが、片頭痛の前に必ずこれらの症状が悪化するなどの訴えも多く、誘発の原因といえるでしょう。
他には、寝不足、寝すぎ、ストレス、疲労、空腹なども片頭痛を引き起こしますし、特定の食べ物に関しては、ポリフェノールを多く含む食べ物(ワイン、チーズ、チョコレートなど)が誘引になる場合があります。
片頭痛を解決する6つの方法
- 片頭痛が起きやすい環境を避ける
- 片頭痛を誘発する食品を避ける
- 規則正しい睡眠をとる
- 静かな暗い場所でやすむ
- 患部を冷やす
- 適量のカフェインをとる
片頭痛が起きやすい環境を避ける

ひとそれぞれ要因となる因子は違いますので、いつどのようなタイミングで片頭痛の発作が起こるのか、注意して記録してみると良いかもしれません。
片頭痛を誘発する食品を避ける

また、ハム、ベーコン、サラミなど亜硝酸化合物を含む食品にも同様に片頭痛を誘発することがあります。食べ物の掛け合わせによって起こる場合もありますので、食べたものを記録するなどして、発作を起こす時に必ず食べているものがないか調べてみてはいかがでしょう。
規則正しい睡眠をとる

寝不足、寝すぎなどは身体のストレスとなり片頭痛の発作を引き起こしてしまいます。毎日出来るだけ同じ時間に起きるようにしたり、休日だからといって寝だめをすることのないように気をつけてください。空腹も片頭痛の発作を引き起こしますので、寝すぎには十分注意が必要です。
静かな暗い場所でやすむ
片頭痛の発作が起きてしまったら、無理に体を動かさず暗く静かなところでゆっくり体を休ませてあげましょう。外的要因を全て排除した空間が最適です。
患部を冷やす

ズキンズキン、ドクドクと脈打つような片頭痛の時は、頭の痛む場所や首の後ろなどを冷やしてあげると痛みが緩和する傾向にあります。入浴や運動、アルコールなどで血の巡りをよくしてしまうと症状が悪化しますので注意してください、
適量のカフェインをとる

コーヒーなどに含まれるカフェインは、血管を収縮させる作用がありますので、適量だと片頭痛を緩和させることができます。ただ、カフェインの過剰摂取は逆に片頭痛を誘発させる要因にもなりますので、飲み過ぎには注意が必要です。